ことばさがし

はい。今日は渋谷にすげー久々に行って「恋は5・7・5」を観てきました。この映画は、主演の関めぐみのキラメキをフィルムに閉じ込めたというだけで高得点ですよ。「出来の良い飯田香織みたいなもんだろ」と思ってましたが、なんともきゃわいいじゃないか。
http://www.go-575.com/
俳句という素材を料理するのは、さぞ困難なことだったろう。実際、勝ち負けってものを観客にわかりやすくするために、あまりにもディフォルメされた演出になってしまっている点が気になる瞬間もあった。また、ちょっと説明的なパートが多く、人物に感情移入できるほどの印象的なエピソードが足りんかなとも思う。で・す・け・ど、とにかく主演の関めぐみが、おそらく今しかないだろう演技云々でない輝きをギラギラ放っていて目が離せない。そして、最後に詠まれる一句は、そんな映像の中の彼女を表すかのような文句無い名句なのだ。この映画を見終わったあと、風景に自らの句を見つけようとしている自分に気が付いた。


ピーちゃんもかわいいよ。




と、見終わってすぐ地元に帰って歯医者。そんで、ずっと笑って過ごす。馬鹿みたいに。頭の働きを止める。そんなときにはテレビは最善の道具。ズラのおっさんがエラそげにシャベくる。甲高い声を皆、笑い、「外人、外人」と勝手に内人になったつもりのハゲが吠える。ふんわりとした白い幕を頭に掛けて、自分にとってどうでもいいことを増やす。笑って過ごす。


どれだけ真剣に生きられるかなぁ。いつもそんなこと考えてたら、それこそ気が狂うとは思うけど、こんな夜中にふと思うことはある。自分にとってのあの2年間はそういうことだったのかも知らないと思ったりする。あおくせー。