めであめであ

棒高跳びは美しい。静かにスタートに臨み、走り出し、加速する。グラスファイバーの棒のしなりには運動のエネルギーが溢れ、解き放たれる。人間もそのエネルギーの一部となるように、目に見えない何かに身を委ね、泳ぐ。これが美しくなくて何だってんだ。まさに躍動。棒高跳びをモチーフにした話っつったら、「コインロッカーベイビー」とか「君の手も声も」とかあるけど、そりゃ、あの美しさを見たら、何か捧げてみたくもなるわな。生まれ変わったら、やりたいものです。そんなことはないから、テレビで見て嘆息する。


その後、なんかホームレスとかビッグイシューとか、まぁ、そういうドキュメンタリーを見て、やっぱり色々と考えさせられた。ホームレスを無視する時の感情って一体なんなんだろう。つっても、目に見える繋がりだけが、ホームレスを救ってるわけじゃないとも思う。今回の作品には、モデルを諦めて、ビッグイシューのスタッフになった女性が出てきたんだけど、モデルをやってるときより、今の方がとても魅力的で、人は自分のやることを見つけた時が一番強いなと思いました。あと、情報誌で編集してた人が「誰に何を伝えてるんだか」わからなくなってビッグイシューに参加するようになったらしいんだけど、これはちょっと心に留めておこう。


あー、Mitchell Akiyama、Tim Heckerらintr_Version、Alian8(Substractif)等のカナダ・モントリオール、オタワ。Josh Martinez、Nolto、Soso、Mcenroe 、Noah23らのサスカトゥーン、トロント。マジ、カナダってどうなってんだろ。Manitobaトロントだっけ?ああ、あこがれのカナダ。来年の春前に一回行っときてえ。っていうか、シンコーミュージックはこの辺をまとめたPlugの第2号を3年ぶりに出すべきだ!Afterhoursは趣味性が強すぎてちょっと。あぁ、別にStudio Voiceでも何でもかまわんから頼む。