もいない

こないだめざましテレビ見てたら、板谷由夏って女優さんが私のお気に入りの本のコーナーで佐藤伸治詩集「ロングシーズン」を挙げていた。まさか目覚ましテレビでいかれたbabyの朗読を聞くとはな。高橋真麻のコメントが朝からイラつかせてくれた。それで今、僕はパソコンに向かいワードに文字を殴りつけながら、フィッシュマンズを聞いている。そういえば、行くはずだったライブも今日だったような気がする。まぁ、どうせ泣くよ。


起きてからなかなか作業に取りかかる気になれなくて、もう外は真っ暗だ。季節柄、14時を過ぎると途端に弱まる太陽に心細くなる。それはあの夏の暴力的な日差しの全てを覚えているからだけど、このごろの夜はあまりにも透明で、それはそれでいいじゃないか。これはつまり、ただの指ほぐしのような日記なんだ。


それでもまだほぐれないから、続けてみる。この調子で本当に卒業できるのか、このところ少し不安でもあるのだけれど、まぁ、過ぎたことをウダウダやるのは詮無いことだし、心に良くないから、とりあえず、今週はここまでのところちゃんと授業に出ている。小さいことからコツコツと、ってのは苦手なような気がするんだけど、というか、なんらかの作業を途中で止めて寝るってのが苦手。寝るってのは死ぬだから。


幸せすぎて泣ける。とか、今まで生きてきてあった?俺はあったよ。時間が止まって欲しいなんてのはもう覚えてないくらいたくさんあった。覚えてないくらい。覚えてもいない。


ああ、焼き肉食いてえな。馬鹿笑いしたい。まぁ、手も暖まってきたからこのへんで。




気付いていない人がいるかも知れないから言っておく。人類が火を使うことを覚えて、農耕を覚えて、文字を作って、鉄を作って、それとまったく同じように、僕たちは電気で繋がれるようになっている時代にいるんですよ。これはすごいことなんですよ。だから、僕たちはいつも乗り遅れるとかそういうことを言っている人は、なにも分かってない人なのです。乗ってる場所が見えてないだけなのです。