「SUGAR」読み直し中。

「キーチ!」「シュガー」「ヒストリエ」「EDEN」「仁」の順で今、やってる好きなマンガ5本の指なわけで。こいつらはことごとく俺を泣かすわけで。今日も、ただいま読み返し中の「シュガー」の2巻で通学中の電車で泣くわけです。
「オレの 火の玉欣二   」
ってとこね。あれは本当に何度読んでも泣けるんですよ。3人の関係性が、己の中の偶像が、永遠だと思っていたものが、すべてが変わるあの瞬間と昨今のステロタイプ化の罠に陥らない複雑な生の感情表現。そんで、そのあとに「ウチの欣ちゃん」ですよ。蛇足にも似た完璧さ。
あと、読み返して気づいたんですが、3巻の追いつめられた桜井の気迫にビビるシーン。あれがリアルタイムで読んでいた当時はピンとこなかったんだけど、あれは必要なシーンだったんだなぁ。
8巻はとりあえず表情が凄いね。目だけでこんなに掴まれるとは。僕はずーっと凛の目ばっかり見てました。そして、「SUGAR」という作品はボクシングとはを描くというわけではなく、天才を描くというわけでもなく、「石川凛」を描くマンガだったことに今更ながら気がつくわけでした。それも圧倒的に映像的に。至福。

はてさて、この後の物語はどうなるんでしょう。実はこちらとしては「SUGAR」に「はじめの一歩」を期待しているわけではないので、ここで終わっても良かったきがしますけど、そこは信頼と安心の新井英樹なんで楽しみに待つとしますか。千代だとか、伝説のお父さんとか、その辺りが描かれるんでしょうか。