りょうげんの

もし、自分が必死こいて火を点けたなら、オレはその火が誰かの役に立って欲しいとは思う。特に、それが知ってるヤツならより嬉しいってだけだ。別に知らんヤツでもいい。別な話、誰かが必死こいて点けた火を、オレがその人から必死こいて金出して買った場合、オレはその火を誰かに分けることになんか抵抗がある。ましてや、必死こいて火を点けた人をオレが尊敬しているのならなおさらだ。とは言いつつも、誰かが必死こいて点けて、それを誰かが必死こいて買って、それを誰かに分けた火を自分が手にしたとき、オレはその火を誰かに分けることに心理的な抵抗はあまりない。それは、その辺がオレの想像力の限界って話。ただ、自分の点けた火はともかく、全部が全部その調子じゃあ、大火事になっちゃうかもなぁとも思う。だからって、傾いてると点かないようなタイマツを開発するってのも違和感はあるが。とにかく、自分が点けた火を後生大事にしてるヤツはちょっとケチ臭いとは思うって話。違ったっけ?


今日は本棚を見に街へくり出した。が、どいつもこいつも文字通り器が小さい。「オレはこの六畳の部屋の四方のうち二辺を本棚にしちゃおうと思ってるんだぞ。覚悟がちげえ!」と心の中で啖呵を切った。120×240の本棚を2つくらい買おうと思ったってだけですが。早く、部屋の大規模模様替えをしたい。この部屋にはいらないものが多すぎるし、いるものが埋まりすぎるのだ。予算10万くらいでぐわーっとやっちゃいたいな、とこれは願望の話。「昔から、試験前には部屋の掃除をしちゃうよね」って話でもある。


そんで、なんかいいもん見つからなかったから、ふらふらと街歩き、上野不忍の近くのウナギ屋で、うな丼をかっ込む。気分だけは本宮ひろしとなり、天ぷらを喰らう。肝吸いを飲み干す。白焼きをほおばり、柳川を味わう。おいしい日曜日。