思い出のファミコン

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夏休み、友達と飽きることなくコナミワイワイワールドをやっていたことをよく覚えている。ある日、一人の友達が、ソフトのイジェクトレバーの隙間に、何を考えたのか知らないが十円玉を入れ、ファミコンが動かなくなった。友達の父親が分解してみたが直らず、一家総出で謝ってきた。その友達は、2年後、ウチで一緒に割り箸鉄砲を作っているときに、カッターで指を切り、危うく神経を切るところだった。別々の中学に通うことになったオレとその友達は、小学校卒業後は、一度しか遊んでない。その一度ってのは区のスポーツセンターでした卓球だった。そのとき、お互いがあまりにもずれてしまったことを知った。オレが高校に入る前あたりに、その友達の父親が会社をリストラされたことを耳にした。今、会ったら、いったいどんな会話が出来るんだろう。小学校時代の記憶は、そいつらと遊んでいるときのことばかりだっていうのに。