ぼうきゃく

じこーで320いったらにほんとかおわりじゃね?あ、まだ参院があっか。とりあえず、参院選は社民か共産にしねえとな。くそったれ。いがいてい。


ということで、選挙のことはもう忘れました。今日はお昼寝してたらチケットの先行予約をみごとに逃したり、池袋でラーメン食ったりする日曜。どうしても忘れてしまうだろう一日。忘れられない日をたくさん過ごしたいと思うんだけど、そういうのはきっと思ってやるもんじゃない。


あるとき、駅から家へと変える途中にある駐車場の誘蛾灯のように煌煌と光る看板の下に、なにか異形のものが転がっていた。最初は人が踞っているのかと思ったが、よく見るとそれは逆さにして捨て置かれたベビーカーだった。その道を通るたび、少しの驚きとともにその不思議な光景を眺めていたのだが、そのうちにベビーカーは撤去されていた。
 
それからそんなことも忘れて、1週間ほど経ったある日、コンビニへと向かう別の道を通っていると、途中の駐車場に何かある。目を凝らしてみると、それはあのベビーカーだった。しかも、今度はまるで置き忘れたかのように正しい方向で、ぽつんと、やはり看板の下にあった。なぜだか知らないが、一斉に鳥肌が立った。いったい、なぜ駐車場から駐車場に、そのベビーカーは移動したのだろうか。まったくわからない。まったくわからないことだらけだ。
 
駅を出て、眼前の橋を渡り、階段を降りるとすっぴんか薄化粧の女とほつれた髪の男が身を擦り寄って歩く街、鶯谷。性と死の交差点。剥き出しの欲望を薄布一枚で覆った街。