LE0Nか言う雑誌が世の中にはあるそうで、これは映画のLE0Nのパクリじゃないか!!

とか、言ってみる。いや、逆から読むとNoelでなんかクリスマスっぽいじゃないか!


別な話、「ちょい」っていうのはニュアンスの話で、モテるオサレっていうのもニュアンスの話だ。リーバイスジーンズの赤ミミだのビッグEだの大戦モデルだのを履いてれば、オサレとは思われるかも知れないけれどもモテるわけじゃない。オサレ雑誌の使命とはなんぞや?って言えば、オサレという名誉かモテという実益かという2つの要素があると思われるわけだが、そしてその二つは必ずしも一致してないし、かといって要因連関が薄いわけでもなくて、つまりは、さっき言ったようにニュアンスの領域なわけだ。そして、そんな中で、今、求められるような実用的なファッション誌というのは、モテという実益をオサレという名誉で覆ってた、という現実を上手い具合に露出させたのがアイツなんでしょう。


って言っても、8万部程度らしい。広告で稼いでるから、雑誌の刷り部数はこんなもんでいい、というか「製本コストがかかるから、これ以上刷れません」なんて言ってるんだけど、そんなことあるんだろうか。胡散臭い。リクルート商法でのVIVACOみたいな雑誌は本当にこれ以上刷れないって数字があるのはわかるんだけど。製本コストと広告収入の最適な数値が8万部?ようわからんな。実際は、それ以上売れないってだけじゃないか?ってか、あの雑誌に広告を載せるとよく動く、なんてのも眉唾なんだよな。つまりは、あの雑誌はイメージだけで成り立っているフシがある。しかし、イメージってのはブランドの例を挙げるまでもなく価値だから、まぁ、それでいいならそれでいいや。この場合、損をするのはバカ高い金を出して、実際は大して効果がない(かも知れない)広告を出してる企業なんだし。広告効果の実証性を求められる昨今に、こういうモデルが成り立つ事自体奇跡的だよ、ホント。


とは言え、こういうあの雑誌を巡る言説自体があの雑誌の価値を高めるっていうんだから、すごく現代的なポジショニングだし、その位置には一つの存在しかあり得ない。なぜって、ネットワーク効果というのは、そういうものなのだから。まぁ、その位置っていうのの範囲がどこまでか、っていう市場の定義は適宜行うものですけど。つまり、ニッチなものを狙うってだけでは黒が出たとしても、効率的には大したものじゃないわけで、ニッチでなおかつポップである場所を占め、その上でネットワーク効果を働かせることってのがあの雑誌から学べることだろう。でも、これからそれをやっても、もうそこまで効果なさそうだなぁ。上流下流ロハス、そんで次は?って普通の問いしか出てこんな。


逆に、モテとオサレのバランスを完全に間違えちゃってたのが、愛すべきホットドックプレスですよね。


正直、男性ファッション誌はまだ飽和していない気がする。