びこーひー

風邪が治ったような気がする。登校拒否だったような気もする。うそうそ。今日は、学校行って、最初ちょっとまだキツいかなと思ったんだけど、あっちについてコーヒー飲んでたらなんか大丈夫っぽくなって授業を受けた後、帰り際に阿佐ヶ谷に寄って、お友達と自家焙煎コーヒーを嗜んできた。美味いコーヒーもうすんごい好き。そういえば、前にウチの地元の自家焙煎コーヒー屋さん行った時と同じメンツだったな。珈琲倶楽部です。


で、帰りがけに本屋に寄って、シグルイと仁と鬼頭とアフタのA5判の新刊買った。こういう買い方はなんか去年までを思い出す。良いね。そんで、ちょっと気になったのが、やっぱりトーキョーグラフィティ。今月号は「昔の写真、今の写真」という企画で、10〜40年くらい前の写真を、現在の本人たちで再現するというもの。これがまた、すごい味がある。今回は本当に買ってもいいと思う。

Tokyo Graffitiという雑誌

http://grfft.com/
これまで一度も買ったことは無いとは言え、なんで自分がこんなにトーキョーグラフィティが気になるのかちょっと考えてみると、とにかくアレは、土台を自分らで作るという観点で雑誌が出発してるからのような気がする。以前、編集会議で、ここの編集長が「とにかく、1000人雑誌に載せて、その人たちが1人あたり10人に買わせれば、それで1万部」みたいな創刊時の考えを言ってて、本気なんだかふざけているんだかわからないけれど、なんとなくそれは方法論の一つとして正しいような気がしたわけだ。それから注目してたんだけど、このところ(正確には3号目くらいからもう)ちょっとそれだけじゃなくなって来ていて、やり方として1000人を土台に遊べることを色々やってみる不定形な雑誌に変化していることを感じる。これを社会学的に読むことも可能だし、おしゃれ雑誌として読むことも可能だし、共感して読むことも可能なわけだ。こんな角度によって見え方の違う雑誌ってそうはないでしょう。気になるのは首都圏以外での売れ方なんだけど、タウン誌の形態は明らかに指向してないから、地方でも都会の若者雑誌として読まれてたりしそう。とにかく、これはジャンルという枠で閉塞してる雑誌界の風通しを良くするような雑誌なんだと思うんですよ。アクロス+アウフォトmeets都築響一は言い過ぎかも知れないけど。それでもこれまでは、この土台を活かしつつ読み物としても独立するような面白さに達しているかという点でやや疑問だったけど、今号はそこもクリアしてると思う。創刊してから一年とちょっと、この雑誌にはまだまだのびしろがあるということですか。しかし、それでも月刊ペースでは摩耗も早そうな気がするのは余計なお世話なんだろうか。隔月でいいとも思うんだけど、どうなんだろうね。あぁ、この雑誌のこと話させると一時間くらい平気でいける。買ったことないのに。
 
追記:と思ったら、3号目ですでに一度、この「昔の写真を再撮影」って企画やってるの様子。気付かんかった。いや、とにかくこれはリスペクト。