「東京スタディーズ」吉見俊哉・若林幹夫編著 ISBN:4314009799

先日、購入していたもののどうにも落ち着いて読み進めることが出来ずにいる、カルチュラルスタディーズよりの視点から見た、いわゆる都市社会学系の東京ガイド本。僕はどうにも、何を見てもその理由・原因を知りたくなる傾向が強いわけで、そうするとやっぱ、秋葉原・汐留・丸の内・南千住らへんの再開発は気になりますし、そうした状況を概観している最近の都市論の成果ってやつを見てみたくなるのです。今のところ、まださわりしか読んでいないけど、こうした街単位で東京を語るという形式はかなりスリリングなものになる予感がします。


小学生の頃、課題作文かなにかで「森は生きている」という岩波ジュニア新書の本を読まされたけど、実際には「街だって生きている」わけで、東京生まれ東京育ちの自分にとっては、むしろ、あの頃も今もそっちのほうが断然リアルなんだなぁ。とにかく、中学卒業の頃まで育った南千住の変貌ってのは自分の中でかなりショックだった。
追記:いろいろと間違っていた。「川は生きている」だし、講談社青い鳥文庫。いかに記憶ってヤツは薄れていくことか。