ふつかまえのはなし(ぶんめいのはんらん)

ということで、振り返りつつ書いてるんだが、どうにもこの一週間は一日おきに面接があったせいか、2日ワンセットでしか思い出せない。思い出せない日は悶々としながら本を読んでいるのだ。このところ普通に一日一冊は読んでいるのだが、特に感想ノートのようなものは付けていないので、肝心なときに何を読んだか思い出せない。っていうか、もともとそういう何を読んだか後になって思い出すのが苦手なもんで。読書ノート、ちょっと書いてみたいなぁ。PC上でなく、手書きで。そしたら、なんか後々楽しそうだなぁ。シュウカツ終わったら始めようかな。こういうメモっぽい書き物はまだまだアナログの方が便利な気がする。


そういえば、今は読み途中の本が7冊くらいあるのだ。どうも興が乗らない。なんであれ途中ってのは気持ち悪いのでさっさと読み終えてしまいたいんだけど、気持ちが入ってない読書ほど虚しいものはないので、「今はまだ、このままでいよう」マイガール


さて、26日の出来事だ。あれだ。一面。早く行けば、早く終わるということなんで早く行ってみた。あと、やらしい話、面接官が疲れてない早いうちの方がオイシイかなと思ったことも否めない。それでも、なんか早く着きすぎた気もする30分前着。とりあえず、その辺のコンビニでお茶買って、25分前くらいに入場。と、思いきや前夜にカバンに入れた受験票が見つからないというプチハプニング発生。受付の人が優しくて入れてくれる展開をひたすら期待しつつ「オレ、全然焦ってないし」というポーズでウンコ座りでカバンを漁ること2分ほど、案の定、受付の人は優しかったです。


いやぁ、いろいろと社風みたいのがあるもんで、そういうのって志望者にも現れているんでしょうか。志望者は皆、緊張の面持ち至極。オレの面接ブースの、直前の人はかなりのテンパリ感。つられてこっちもテンパってしまいそうだ。事前に自分のESのコピーを手渡されるのだが、直前の人はそれすら目を通していなかった。大丈夫なんだろうかと、余計な心配をしつつ、ひたすら待つこと20分ほどで、カムインのお声。


今回の面接では1/10になることが事前にアナウンスされており、正直、オレには無理だろと前日にフケることすら考えていた。そんなこんなで始まった面接、初めのうちは和やかムード。しかし、開始2分くらいで、プチではないハプニング到来。いきなり、ケータイのアラームがなってやんの。信じられん。そんなアラームセットした記憶なんてねぇ。と、思ったが、鬼の曜日指定アラーム。「このウツケめがぁ!」とへし折ってやろうかと思いつつも、スパっと電源オフしながら、我知らず「申し訳ない、申し訳ない」と言っていた。この間5秒くらい。自分にザ・ワールドなりキングクリムゾンなりの時間系のスタンドがないことを心底恨んだ。黄金の矢を探す旅に出たいと本気で思いつつも、沙織お嬢様の胸に刺さっていたので、迫り来る十二宮のセイントとの死闘を前にサウザンド・ウォーズ。そんな現実逃避モードのオレを前に、男の面接官が「ダメだよ。それはダメだよ」と。そして、その男性のそれまでメモを取っていた手が止まり、以降は数えるほどしかメモってなかったよ。


心の中の古館伊知郎が「さぁ、後が無い。これぞまさしく背水の陣、いや、もはや半分は水中に沈んだ形勢だぁ」と実況をするなか、現実に舞い戻ったオレはとにかく前へ前へと。行ったんだかなんなんだか、よう覚えてないのです。最後に質問は?というお馴染みのコーナーにもシュウカツ関係なく普通に聞きたいことを聞いちゃったり。なんか、逆に清々したぜ、バカ!って思いながら、心の中のオレのヒーロー火の玉欣二が「ゆるくねぇときに、泣く奴は三流、歯ぁ食いしばる奴は二流、笑え果てしなく」と語りかけてきたので、にこやかに面接部屋を退場。絶対、アラーム聞こえてた、順番待ちの志望者にも惜しみない笑顔を。オレ、一流。


そんでギンレイホールで映画でも観ようかと思ったけど、あんま興味を惹かれず、「バタフライ・エフェクト」はまだ公開してなく、exバイト先で癒されてから直帰。