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東村アキコ「着せかえユカちゃん」

そんなわけで、読んでた少女マンガはコレ。少女マンガ的コメディの正統的マンガです。なんだかんだ言ってこういうの結構好き。ユカちゃんを始め出てくるキャラがみんな濃い。男の子的には自分のグッと来る傾向を探すという楽しみもありました。

「キーチ!」6巻

1冊のマンガを読んでいる間に3回泣いて、2回鳥肌が立つ、そんなマンガは他には無いだろう。はち切れんばかりのテンションと紙面から漂う激情に身を委ね、淫する。自分が求めているのはこういうものだとただ確信できる、そんな物語。全人類、必読。

くらもちふさこ「チープスリル」

これは傑作だと思いますよ。適当な読み切りっぽい始まりがくらもちふさこならではのストーリーテリングでいつのまにか一つの小さくて大きな謎をめぐる話に展開していく快感。客観的に見れば強引な展開なんですけど、そんなん全然感じさせないところがスゴイ…

むらかわみちお「虚数霊」幻冬舎

今月のノーチェックでジャケ買いしたマンガ。こういうパターンは一か月に2冊くらいあるんだけど、このパターンで面白かったら個人的には一番嬉しい。今回はまあまあ嬉しかったです。まぁ、人生に影響は無い面白さと言いますか、この辺特有のあっさり目の味付…

鬼頭莫宏「残暑」

すこぶるよかった。久々に鳥肌が立った。言葉じゃ足りない。

戸田誠二「生きるススメ」「しあわせ」

すごくよかった。心が震える。ちと泣く。言葉が出ない。

8月の新刊予定

http://www.toranoana.jp/mailorder/comic/monthly_list/comic08.html 講談社 23 リトル・フォレスト(1) 五十嵐大介 未定 〃 おおきく振りかぶって(2) ひぐちアサ 540円 集英社 19 キララのキ(1) 岩館真理子 560円 〃 キララのキ(2) 岩館真理子 560円 小…

よしもと

よしともの描く主人公には弱さと強さを両方持ってるのがリアル。オッサンは総じて強すぎだが。やっぱ俺は新井英樹とよしもとよしともと安達哲は別格に好きなんだ。

ロクニシコージ「こぐまレンサ」

いくつかの短編が次第に一つの大きな流れになっていく最近、流行のタイプのマンガ。画力に難があって最後まで迫力不足のまま&いろいろと消化不良であんま面白くなかったです。残念。こういう連作短編スタイルのマンガが最近流行っている理由として考えられ…

新井英樹「キーチ!!」5巻

ものすごい久々の新刊。そして、期待を裏切らないどころか、毎度毎度、遥かに超えてる逆累進課税状態。待っただけの分に利子付けて返される希有な漫画家。どんなに褒めても称えても足りない。なんなんすか、この異物感。なんで誰も大っぴらに言わないのか分…

コミックビーム9月号に原作:福島聡,作画:森薫の別冊42p付録

◎速報『すみれの花』福島聡×森薫 ・昨年の暮れから暖めてきた合作企画が、いよいよ発表できることになりました。 ・タイトルは『すみれの花』。 ・福島聡が原作を書き、森薫が作画を担当します。現代、高校の美術部を舞台に、油画科志望"佐藤もも"と日本画科…

第2夜

今夜は土田世紀「編集王」です。今なら小学館ワイド版で全4巻。 かつて夢敗れた男、桃井環八が出版社の旧弊、悪習に敢然と立ち向かうというスジで、それはそれは内輪ネタで、企画ありきで、この作品だって「そういう業界」で生み出されたもので、だけど土田…

最近、知った情報

今年の夏に講談社から四季賞受賞作を45本集めた豪華本がでるらしい。四季賞スキー。

マンガ100夜 第1夜

一人で勝手にぬぼーっと始めてみる。僕の好きなマンガを記憶を頼りに100夜に渡ってお勧めしてみたりみなかったり。売る気でやります。 記念したりしなかったりの第1夜は星野之宣「2001夜物語」。双葉社からA5判で全3巻、今だと嶋中書店から廉価版がちょうど…

新井英樹「SUGER」1〜7巻

今、一番面白い漫画というのは言い過ぎですか?これを読んでないマンガ好きは確実に損をしていると断言できるマンガの一つです。やっぱ新井英樹はスゴイ。昨今の新井英樹の「英雄を描く」というテーマは曽田正人の「天才を描く」というテーマと被る面もある…

手塚治虫「七色いんこ」

まだ途中だが、さすがに晩年に描かれた作品だけあって、線の荒れが悲しい。話自体はさすがに一定のクオリティは保っているけど、輪郭線とかがぶれぶれなんだよね。それでも自分の手で描こうとした手塚。いったい、どんな気持ちで自分の衰えを見つめたんだろ…

山下ゆたか

って今、なにやってるんでしょうか。講談社の力で干されたの?風間やんわりだか小田原ドラゴンだかを殴ったっていう話を聞いたっきりなんですが。上の2人はどっちがどっちか素でわからなくなるときがありますね。今、山下ゆたかが描くとしたらどこでしょうね…

ヤンマガアッパーズ10月に休刊

http://www10.ocn.ne.jp/~comic/images/shinbunka.jpg ちょっと遅くなりましたが。アッパーズ休刊ですか。そんなに単行本も売れてないことないんですけどねぇ。確かに読もうという気にはあまりならなかった雑誌。一番気にかかるのは新井英樹「SUGER」の今後…

6月の復習

秋田書店 6月24日 シグルイ(2) 山口貴由 560円 6月24日 不安の種(1) 中山昌亮 735円 6月24日 不安の種(2) 中山昌亮 735円 エンターブレイン 6月25日 安彦麻理絵作品集(仮) 安彦麻理絵 924円 →延期 6月25日 青い空を、 白い雲がかけていった あすなひろし 945…

7月の新刊

http://www.toranoana.jp/mailorder/comic/monthly_list/comic07.html 秋田書店 8日 子供学級(1) 桜井のりお 410円 15日 コミック☆星新一 空への門 星新一作 阿部潤他画 700円 エンターブレイン 24日 安彦麻理絵作品集(仮) 安彦麻理恵 924円 太田出版 下 王…

カムイ伝日記2

現在最終巻。ぶっちゃけ少しダレて来てます。だって、同じ構造の話が同心円上に展開しているような感じでスジが追いづらいというか、なんというか。上げ下げに読み疲れました。そのうち、時間ができたらゆっくりと読み返そう。 学校の図書館に四方田犬彦「白…

白戸三平「カムイ伝」日記

現在、8巻まで読みました。正直、「赤い」匂いが強くなってる気もしますが、依然、貪り読むほど面白い。物語に溺れる。まさに、耽溺であります。まだまだ、この後に「カムイ外伝」も控えているのですから!「カムイ伝2部」を買おうか買うまいかを現在、悩ん…

ふゅーじょんぷろだくと、珈琲文庫シリーズ

http://www.comicbox.co.jp/pub/bunko.html 突然、永島慎二「漫画家残酷物語」を刊行したかと思えば、6,70年代のマンガを珈琲文庫シリーズと銘打って復刻させる傍ら、ジャンプ系のアンソロジーを出したり、世界のアニメベスト200とかやったり得体の知れな…

ガロって今、どうなってるの?

http://www.digipad.com/tokyu/diary/diary_g.htm http://www.freefactory.net/~nagai/garo.html http://www.mg5.co.jp/event/index.htm http://d.hatena.ne.jp/psychedelica/00000110 ダメだ、時間切れ。わからん。分かっていること、 「ガロ」と「アックス…

次号のIKKIのおまけ

http://comics.shogakukan.co.jp/ikkipara/yokoku/ 舞城王太郎原作の「ピコーン!」が何回目かのイキマン受賞青山景作画で別冊100Pだって。キャッチーだね。

浅野いにお「素晴らしい世界」 7点

たった1冊の処女単行本で一気に「青臭いマンガ」方面で注目を浴びまくった浅野いにお「素晴らしい世界」があっさりと完結。まぁ、この手の「青臭い系」はだらだらやられても困るんだけど。今はクイックジャパンで連載をしてるけど、どうなんですか?この人が…

みうらじゅん「アイデン&ティティ」 8点

角川文庫から出てるということで何年も前にかなり探したけど手に入らなかったのが、映画化で再版されたことでまた手に入るようになったこの作品、半年くらい前に買ったんだけど、本の山に紛れ込んでしまい眠らされてました。最近、急に読みたくなりサルベー…

手塚治虫「MW」 7点

劇画期通過後の手塚は今、読んでも遜色ないなぁ。「陽だまりの木」は最高だったし、「きりひと讃歌」もよかった。なんか小学館ばっかだ。「MW」は徹底的に悪の華を描いた作品で、巻末の解説が花村萬月というチョイスもグッド。手塚作品というと正義とか良い…

今月のお給料で買いたいマンガ

白戸三平の「カムイ伝」&「カムイ外伝」全巻 細野晴臣が若かりし頃好きだったというだけで、読みたい。夏目房之助が批判的というのもプラスだ。たしか、全部で30冊程度だったよな。

あずまきよひこ「よつばと!」 7点

面白いなぁ。キャラが活きているとはこの事。何もない日常っていうわりには結構いろいろとあるけど、ストーリーらしいストーリーはほとんどない。なんだ、これって現代版の「サザエさん」じゃないか。そりゃ普遍性もあるよ。